こんな時期だからこそ新規開発

2021/06/08

お疲れ様です。太田です。
NEW仕様の玉皮が完成したので報告させていただきます。

それは…なんと…限りなく「歪み」の少ない玉皮!!

今まで「プレス玉皮」の最大の課題であり最後のテーマであった「歪み」を解消できる玉皮を製造することに成功しました(^^♪

平板紙を無理矢理プレスすることにより製造される玉皮ですが、それに伴い紙の「元に戻ろうとする力」が働いて半球体の玉皮は歪みが生じます。

無理矢理プレスしなければいいんじゃない?…と思われるかもしれませんが、平板紙にテンションをかけながらプレスしないと玉皮としての機能を発揮するための強度には達しません。
かといって、紙の反発を殺すほどの圧力でプレスしてしまうと紙の繊維がボロボロに破壊され強度が落ちてしまいます。

見た目、サイズ共に以前の玉皮と違いは無いですが、製造方法を見直したことにより完成しました。

弊社が玉皮を製造し始めて半世紀以上が経ちましたが、初めてここまで歪みにくい玉皮を製造することに成功しました。

このNEW玉皮が花火師によって花火玉になり、夜空に打ち上げられる日が楽しみです。

2020年・2021年は弊社にとって「負の時代」であることは間違いない事実ですが、近未来の弊社にとっては「変革の時代」であったと言えるように日々を過ごしていきたいと考えております。